町内会について

町内会への加入の問題

昔は住んでいる地域の町内会に加入するのは、当たり前のことであると思われていました。
しかし、町内会での活動というのは明確なものがなく会費を払っているものの何に使われているかがわからないということや、過疎化や若い人の減少といったことが理由で加入者が減っているということが問題となっています。

そこで、引越しをした場合、転居先で町内会に加入をするべきかどうかがわからないと悩む人が増えています。
町内会に入るべきかどうかということをここでは考えていきます。

町内会に入ることが義務の場合もある

町内会の活動というのは地域によって様々です。
今でも活発に行われている地域もあれば、名前だけが残っているような状態でほとんど活動がないということもあります。

活発に活動がされている地域の場合には、ゴミ出しも町内会でしっかりと行われていることがあります。
そういった地域では町内会に加入をしていないとゴミ出しが出来ないとされている場合もあり、ゴミ出しのために町内会費用よりは少額のゴミ出し費用を請求されるというケースもあります。

とはいえ、町内会というのは公的なものではなく地域独自の活動であるので加入というのは義務ではないです。
個人の任意での加入が認められているために、自分の判断での加入ができます。
昔から活動が活発な地域であったり集合住宅が多い場所であったり、家族世帯が多い地域であったりすれば加入率が多くなりますし、単身者向けの物件が多い地域では加入者が低い傾向があるのです。

ゴミについても集合住宅の場合には、マンション側が管理をしていることが多いですが、集合タイプのゴミ捨て場の場合には持ち回りでゴミ収集箇所の清掃をしたりネット貼り等の管理を担当しているケースが多いです。
こういったことが原因となり、町内会への加入を強く言われたり、ゴミ管理費用だけは支払うようにと言われたりするケースがあるのです。

決して悪いことだけではない

町内会に加入すればよくわからないけれどもお金を払わなければならないとネガティブに捉える人も多いです。
しかし、決してそのようなことはなく、加入していてのメリットもいろいろあります。
特に子育て世代は加入していると得られるメリットが多いです。

例えば、地域主催の運動会やお祭りといったイベントは町内会で運営がされていることが多い傾向があります。
また、地域にある公園の落ち葉拾いや清掃活動といったものも町内会が定期的に行っています。
防災訓練や、災害時の被害報告、避難所設営といったことも町内会が行なっているケースもありますから、町内会に加入していることで助かることや便利なことも多くあるのです。