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ロフト付き物件のメリット・デメリット

ロフト付き物件の部屋の構造

ロフトとは「屋根裏部屋」という意味を持つ言葉です。
ロフト付き物件とは、部屋の天井を高くして空間の一部にもう1つ床を作り、2層構造にしている部屋のことです。
通常ハシゴをつけて上り下りし、もう1つの部屋のように利用できますが、ロフトの面積は床面積には含まれず、収納スペースとしての扱いになります。

ロフトスペースは通常中腰で立てる程度の高さがあり、物件によっては天井高を大きくとって、ロフトでも立てるくらい高さがあるものも存在します。
収納スペースとして利用する場合もあれば、趣味の部屋や就寝スペースにする人も多いようです。

ロフト付き物件のメリット

ロフト付きの大きなメリットは、ロフトがない部屋よりもスペースが広く使えるという点です。
大人1人横になれるくらいのスペースがあれば寝室としても利用できますし、そうすればベッドも不要となり、生活空間としてゆったり広々使うことができます。

一人暮らしのワンルームの場合、ベッドを置くとスペースのほとんどを奪われてしまうでしょう。
ワンルームでもロフト付き物件であれば、ベッドを置かずに済むので見た目にも広々として奥行きが出ます。

ロフト付きの部屋は天井も高くなっていますので、開放感があるのもポイントと言えるでしょう。
もちろん、寝室として以外にも、物が多い人には貴重な収納スペースになりますし、趣味のコレクションを保管したいという方は趣味空間として自由に使えます。

ロフト付き物件のデメリット

良いことづくしに見えるロフト付き物件にも、デメリットが伴います。
例えば、エアコンがどこに設置されているかによっては、高い位置にあるロフトまで冷気が行き渡らず、エアコン効率が悪くなって夏場のロフトはかなり暑くなります。
冷気は下に、熱気は上に溜まりやすくなりますので、エアコンの位置や窓があるかどうかが重要です。
ただし、空調に関するデメリットは、エアコンとクーラーを組み合わせて空気を循環できれば解消することが可能です。

ロフト付き物件の天井は、一般的な部屋に比べて若干高めにできています。
それが開放感に繋がりメリットにもなるのですが、一方で蛍光灯などが切れた場合、取り替えが難しいケースがあります。
大家さんや管理会社が対応してくれる場合は問題ありませんが、自分で取り替える必要がある物件ではデメリットと言えるでしょう。

また、ロフトを寝室スペースとして利用する場合、寝ボケたままハシゴを降りようとすると、足を踏み外す危険性があります。
特に寝相が悪い人は、寝返りをうった拍子にロフトから転げ落ちる可能性もありますので、そうしたリスクがあることを留意しておきましょう。