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ペット可物件のマナーや注意点

共用部分ではペットを抱っこするのがマナー

以前は、マンションやアパートの集合住宅というと「ペットが飼えない」ものとあきらめる人も多かったものです。
ところが最近では「ペット可」の物件がかなり増えてきましたので、ペット好きの人でも賃貸住宅の選択肢がかなり広がりました。
ですがペット可物件とはいえ、マナーはきちんと守って生活することが大切です。

家の中ではそれほど気を使う必要はありませんが、廊下やエレベーター階段などといった共用部分では、ペットを抱っこするのがマナーです。
他の住民がペット好きとは限りませんし、ペットの足跡を嫌がる人もいるはずです。
また、エレベーターのように閉鎖された空間で動物が嫌いな人と一緒になった場合、ペットが動くとそれだけで精神的なストレスをかけてしまう可能性も考えなくてはなりません。

足音対策も必要

ペットを飼う際のマナーとして意外と忘れやすいのが、ペットの立てる足音です。
特に犬の場合、歩く足音が階下に伝わって迷惑になることも考えられますので、足音対策は万全にしておきましょう。
足音対策として有効なのは床にカーペットを敷くことで、特に防音機能の付いたタイルカーペットであれば理想的です。

足音の問題だけではなくて、床がフローリングになっている物件などの場合にはペットの爪などによって床に傷がついてしまうことがあります。
こうなると、他の物件に引っ越す際に多額の原状回復費用がかかってしまうことも考えられます。
タイルカーペットを選ぶ際には、ペット向けに作られた、ある程度の厚さのあるものを選ぶといいでしょう。
肉厚のカーペットであればペットの足も保護されますし、防音対策にはより効果的です。

ペットのトイレを設置する際の注意点

集合住宅のように限られた空間では、ペットのトイレをどこに置くかも重要な問題です。
ペットのトイレを設置する際には、窓際は絶対に避けるようにしましょう。
風通しのいい窓際はペットのトイレを設置する場所として理想的な感じがするかもしれませんが、窓際というのは温度差が非常に激しく、ペットにとっても居心地のいいものではありません。

風が吹き込んでくる窓の場合には、トイレの砂が散乱してしまうこともあり、衛生面から見ても好ましくありません。
猫は特にデリケートな動物ですので、様子を見ながら場所を決めてあげることをおすすめします。

一般的には、人間のトイレの近くに置くのが一番です。
飼っているペットが犬の場合には、床に粗相してしまうことも考えて、消臭・防汚機能のあるタイルカーペットを床に敷くのも一案です。
ペットは家族の一員ですから、できるだけ過ごしやすいような環境を作って共同生活を楽しみましょう。